2020/05/02
介護をしっかりやろう
親の面倒をちゃんとみてあげよう
と思っている方は、早晩疲れてきます、確実に。
これは、自分の親に限定しない話で、子供のこと、旦那のこと、嫁さんのこと、あるいは隣近所との関係において、なかなか難しい状況になっている場合、ちゃんとしようとする人だからこそ、くたびれてきます。
かといって、今の状況を根本から覆すことはできないし、覆そうとも思わない、というのがあなたの本音であって、「しょうがない」状態が続きます。
そんなとき、自分の逃げ場を作りましょう!
たとえば、
・仕事終わりに、夜遅く帰るようにする
・土日は極力出かける。
・職場に長い時間いる
など、逃げ場と言っても、ちょっとしたことでいいんです。
避けたい当事者と合わない時間を意識的に増やすことで、あなたの心的負担が軽減されます。
また、物理的な逃げ場でなくても、精神的な逃げ場もあります。
・友人に愚痴を言う
・職場の人に愚痴を言う
・わかってもらえる人に愚痴を言う
愚痴を言うばかりですが(笑)、冗談ではなく、大事なことです。避けたい当事者のことを、メッタメタに愚痴や文句を言うことで、あなたの心的負担が軽減されます。
なお、私たちも愚痴を言う先の一つです。
あとは、映画(DVDでももちろん)を観る、小説を読む、漫画を読むなど、自分の気持ちが一つに向けられる環境もまた、逃げ場になりますので、心的負担が軽減されます。
とお伝えしても、なんとなく、見捨てているようでいい気持ちにならない、とお思いになるのがこのページをご覧のあなたでいらっしゃると思います。
とは言え、あなたが壊れてしまうと元も子もなく、見捨てているようでいい気持ちにならない、とさえ思えなくなります。
不思議なもので、逃げ場をつくって、その逃げ場にいる時間を確保していただくと、その時間、冷静に判断することができるようになります。
「私、なんでこんなに追い詰められていたんだろう」と思えるようになります。
その時間で「自分が傷つかない最善の方法」と「難しい状態から脱する最善の方法」を冷静に判断してください。
「完璧」な方法ではなく、「最善」の方法です。
どうか穏やかに。