2020/05/02
親の介護をする中で、不自由のない生活をさせてあげたいという、責任感を持っていらっしゃると思います。
その親を大切に思えば思うほど、しっかりしないとという気負う気持ちが強くなってしまい、いつしか疲れ果てて共倒れになってしまいます。
背負いすぎない介護をしてみませんか?
あなたは一人で親の介護を背負いすぎているはずです。
どうか、協力してくれる人を見つけてください。一緒になって考えてくれる、手伝ってくれる協力者と一緒になって、大切な親御さんをみてあげてください。
「協力者といってもそんな簡単には見つからない・・・」
と思ってしまうかもしれませんが、実はそんなことはなく、思っている以上に簡単に見つけることができます。
例えば、一番身近なところで言えば兄妹や親せきはどうでしょうか。また、今は昔と違って介護サービスや有料サービスも整っているので気軽にそれらを利用することもできます。他には地域の民生委員や傾聴ボランティア、介護をする家族の会といったものもあります。手前味噌にはなりますが、当社にも介護の悩みを相談していただける相談室を設けています。
親につきっきりで離れる時間もなく、一人で抱え込んでいる。そんな無茶な状況を改善するために、これらを利用してみてはいかがでしょうか。利用と聞いてハードルが高いと感じた方は、話をしてみる、相談してみるといったことから始めてみてもいいと思います。きっと心よく話を聞いてくれるはずです。
子育ても介護も同じ。周囲の協力を得る
「背負いすぎないように」と言われても、手抜きや責任逃れといったネガティブなイメージを持ってしまう方もいるかもしれませんが、そんなことはないので安心してください。
子供を育てる環境に当てはめてみると分かりやすいかもしれません。
親は子供を、たった一人で育てているかと言えばそうではありません。
旦那も妻もいますし、叔父も叔母もおじいちゃんもおばあちゃんもいます。そして、学校もあります、地域もあります。他にも塾や習い事、病院など、あげればきりがないくらい、子育てをフォローする環境はたくさんあります。
親が一人で子供の生活すべての責任を背負っているなんてことはないですし、そもそもそんな発想はないですよね?でもなぜか、親の介護のことになると、一人で背負ってしまいがちになります。
そこを改めるだけで、かなり気持ちが軽くなるはずです。
子育てが大変だけど楽しいのと同じように、親へのサポートもまた、大変だけど楽しいものであるべきだと思います。
もし今、あなたの現状が「大変で楽しくない」のであれば、その楽しくない要素を1つずつ除去していけばいいんです。
かならずできますから。